第1章    違和感の出現

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自分が結婚するまでは そんなこと思いもしなかった。 そして、 こんなことが起こるまでは きっと忘れていたのだろう。 いや、 もしかしたら そう思いたくなかったのかもしれないし、 そんなことを思わないようにしていたのかもしれない。 本当のところは自分でもわからない、 それが本当のことなのだ。 ただ、 一つ言えることは、 認めたくなかったし、 知られたくなかった、 ということなんだと今は思う。 とにかく、 妹夫婦がそれが彼女たちからの依頼なのか、 それとも母達の方からの提案なのか、 それはわからないし、 有耶無耶にもしていたけど、
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