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「始まりは9年前、僕はこの世界に危機が迫っている事を知っていたんだ。それである少女にお願いしたんだ。魔法少女になって世界を危機から救って欲しいって。彼女は快く引き受けてくれた。とても純真な心の少女だった。」
「ああ、世界の危機がなんだったか、分かったんだね。でもその話はもう少し後にしよう。魔法少女はこの世界に危機を齎す相手と戦って世界を危機から護ってくれていた。時にピンチに陥ったり、苦しい思いをしたりしながらね。彼女が頑張ってくれたおかげで、当初の敵の計画を潰す事が出来たんだ。敵側からしたら目障りだったと思うよ。」
そこで語り部は一度、話を止めた。
「計画を狂わせる事が出来たんだ。だけど相手は諦めてはくれなかった。当初の作戦と並行して別の作戦を進めていた。僕達はそれになかなか気付かなかった。それでも色々あってなんとか最後の作戦の場には間に合ったんだ。えっ?魔法少女の話をするって言ったのになんでさっきから肝心なところを話さないのかって?まだ肝心なところなんて出てきてないよ?戦闘シーン?いや、とりあえず勝ったって話さ。肝心なのはこの後なんだ。ここまでは言ってしまえば序章みたいな物さ。」
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