44人が本棚に入れています
本棚に追加
/169ページ
そんな考えで付き合ったやつは、実際ではすぐ終わるに決まってんじゃんか、という言葉は、
どう考えても私には嫉妬に聞こえたから必死に引っ込めた。
それで別れるなら、それでいい。
私は勝手に早瀬の隣で幸せしてやるよ、と。
それでも人には欲があって。
独り占めしたい、という気持ちは心の底にいつもあった。
高校受験のとき。
落ちることは考えてなかったけど、まあ清旺だから推薦入学はなく、上辺だけの受験勉強をしていた。
最初のコメントを投稿しよう!