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「大丈夫ですか!?ダメですよ?あんなに飲んでるのに急に立ち上がったりしたら…」
倒れそうになった私を、とっさに、カウンター越しに、要さんが支えてくれた
「す、すみません…‥
私…‥」
頭がクラクラする…
視界がぼやけて、ぐるぐる回っている
その時、『カランカラン』と扉の開く音が聞こえた
「おっ、司、いー所に来たな!ちょっと手伝え」
「ハァ!?
つーか、要さん何してんの?」
「いーから!
取り敢えず、奥に運んで、休ませてやって」
「ん!?この女…‥どっかで…‥?
もう、めんどくせーな!来たそうそう、コレかよ!」
意識の遠くでそんな会話が聞こえて来た
頭の上で、不機嫌そうな男の人の声がした次の瞬間、フワッと身体が中に浮いた
言い方とはうらはらに、とても丁重に扱ってくれて、そっと私の体をソファーに寝かせてくれた
ここで私の意識は夢の中……‥‥
気が付いたら、P4の所からです
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