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「―…ってどう思います!?
ひどいと思いません!?
しかも…相手の女、すごく綺麗で…私とは全く正反対…‥
当て付けてみてるみたいに…‥
うっ…‥
…‥ヒック…‥」
マスター(要さん(カナメ)42歳、細身の長身で、キレイな顔立ちに顎髭がカッコいい、髭がなかったらもっと若く見えそう)
に今日の出来事、雅樹との思い出話や愚痴をずっと聞いて貰っていた
「こんな、可愛い子がいるのに、浮気なんかして、勿体ないな
千沙さんは、十分魅力的ですよ?
ボクが、若かったら、彼氏に立候補している処です」
そう言って笑った、要さんの笑顔に、一瞬ドキッとした
顔が熱くなったのが自分でも判って、お酒を飲んでごまかした
要さんって、顔整ってて、若い時すごくモテテそう…‥今でも、かっこ良く年重ねた感じで、大人の色気ありすぎな感じだ
それにしても、もうずっと飲んでるのにも関わらず、私以外、お客が入って来てない
「あのっ、今日はお客さん来ないですね?」
不思議に思って聞いてみた
「あぁ、このお店できたばかりで、本当のオープンは明日からなんですよ」
「えぇっ!!?
す、すみません!!
私、営業中じゃないのに、飲んで、散々話聞 いて貰っちゃってっ」
「いーですよ、千沙さんが、お客様第一号です」
「でも、明日オープンなら、準備とか色々してたんじやないですか?
すみません!すぐ帰ります!お会計いくらですか?」
慌てて立ち上がったら、いきなり頭がグラッときてしまった
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