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虹の町に住んでいる、家族がいました。名前は、りなちゃんです。8歳の女の子です。弟の健太ちゃん2歳とお父さん、お母さんと四人暮らしです。
りなちゃんの家族は明るくて、いつも笑い声が聞こえてくる家族でした。
そんな仲良し家族は毎日を楽しく幸せに暮らしていました。
でもお父さんの仕事が忙しくて、なかなかお父さんに逢う日が少ないのが少し寂しいと感じるりなちゃんでした。
しかし、桜の花が咲くころにお母さんが体調を崩してしまいました。
お母さんは、お父さんと一緒に、病院へ見てもらいに行くことにしました。
「りなちゃんお留守番お願いね、お母さんちょっと病院へ行ってくるわね。けんちゃんの面倒を見てあげてね。」
と言うと笑顔で、りなちゃんとけいちゃんに言いました。
でもこの時りなちゃんとけんちゃんは、とても悲しくなりました。
なんだか、心の中がざわざわとなっているような気がしたのです。
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