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それは、お母さんと離れるからだけではないように思えました。
でも、お母さんに心配を掛けてはいけないと思いぐっと辛抱して、何も言わずにお母さんを送り出しました。
けんちゃんは、お母さんっ子だから、お母さん行かないでと言って泣いていました。
お母はお母さんの顔を見ると、ホッとしました。
そして笑顔で「お帰りなさい」と言っていました。
けれどお母さんは、顔色が悪くなっていました。
それに、なんだか元気がありませんでした。
そんなお母さんを見たりなちゃんは、不安な気持ちになりました。けんちゃんは、お母さんの顔を見るなり泣きながら、抱き付きました。
「かあ、かあ。え~ん。え~ん。」と言って泣いていました。
子守りをしていた。おばあちゃんも、「この子たちいい子にしていたよ。褒めてあげてね。」と言うのでした。
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