第1章お母さん病院へ行く

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それは、お母さんと離れるからだけではないように思えました。 でも、お母さんに心配を掛けてはいけないと思いぐっと辛抱して、何も言わずにお母さんを送り出しました。 けんちゃんは、お母さんっ子だから、お母さん行かないでと言って泣いていました。 お母はお母さんの顔を見ると、ホッとしました。 そして笑顔で「お帰りなさい」と言っていました。 けれどお母さんは、顔色が悪くなっていました。 それに、なんだか元気がありませんでした。 そんなお母さんを見たりなちゃんは、不安な気持ちになりました。けんちゃんは、お母さんの顔を見るなり泣きながら、抱き付きました。 「かあ、かあ。え~ん。え~ん。」と言って泣いていました。 子守りをしていた。おばあちゃんも、「この子たちいい子にしていたよ。褒めてあげてね。」と言うのでした。
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