双子

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「ん・・・」 「ひな・・・キモチいい?」 ギシギシと軋むベッドの上。 「・・・ん、もっと・・・シテ?」 広いベッドの上で抱き合っている少年二人。 少年たち二人の顔はそっくり。まるでドッペルゲンガーだった。 片方が「もっと」とねだりながらもう片方の腰に腕を絡めた。 求められれば、柔らかく微笑んでそれに応じた。 「ん・・・みつの手・・・キモチいい」 「ん・・・ひなの髪も、相変わらずふわふわだね・・・」 二人はお互いの体をお互いで温め合った。 ひとつのベッドの上で。 抱き合っているとお互いそのぬくもりに満たされてまた眠くなった。 でも時間はまってはくれない。 着実に時間は過ぎていき、すでに八時を回っていた。 そろそろ準備を始めなければいけない時間になっていた。 「ひな、そろそろ起きるよ」 「んー、やだー・・・でも起きなきゃだー」 「また一週間頑張らなきゃ・・・みつには絶対負けない!!」 「ふふん♪望むところ」
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