夢の中で俺は

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あぐらをかいた膝の上に 土器をのせ、片手で慎重に押さえながら もう片方の手の平で 上から下へ、 また下から上へ、 何度も何度もうっとりと その肌を味わうように滑らせる。 そしてきまって その土器の口に まるでキスをするかの様に 唇を当てるのだ。 するといつのまにか しずくの形の土器は 若い優しい目鼻立ちの 青年になっていて 微笑みながら俺のキスを受ける。 やがて俺たちは 互いの舌を絡め合い、 唇を吸い、 体をくっつけて抱き合う。 今朝はそこで目を覚ました。
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