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渋々カーテンから顔を覗かせてきた
それを『シャーッ』と全部開く
｢ｷｬｯ
‥……似合ってないでしょ…‥？｣
｢いや？すっごく似合ってる!!
あっ、これもその上に着てみて｣
ロングのカーデを渡し、千沙が着替えてる内に支払いを済ませた
｢これ羽織れば、恥ずかしくないかも…｣
千沙が出て来た
｢よく似合ってるよ｣
｢お似合いです｣
店員の口添えにも、気を良くしたのか、千沙は少しテレながら鏡で自分をチェックしている
｢千沙、気に入った？｣
｢うん！
ありがと！私１人じゃ試着する勇気なかったよ
着替えて来るから、待ってて…｣
(かわいい事言うな…‥)
｢着替えなくていーよ
それじゃ、お茶しに行こっか？｣
｢え!?服着替えなきゃ!!｣
｢もう支払い済んでるから、そのまま着てて｣
｢えぇ!?
でっ、でも悪いよ…‥
しかも、私の着てた服は？｣
店の紙袋を見せる
｢‥…あ、ありがと…‥｣
｢どーいたしまして♪
さっ、行こ！｣
千沙の手を引き、店を出た
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