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Bar【CRIMSON】
店の扉を開くと、前来た時とは違い、そこそこ席が埋まって賑わっていた
カウンターの中に居た要さんは、私を見つけると、カウンター席に案内してくれた
「来てくれたんですね
遅いので、今日は来られないかと思いましたよ」
「あ、明日は休みなので、遅くても大丈夫なんです」
「そうですか
じゃあ、ゆっくりしていってくださいね
今日は何飲まれます?」
「じゃあ、ジンバックで」
「はい」
要さんは手際よく、作っていく
「マスター、こっちもお願い」
他のお客さんから声を掛けられ対応している要さんを見ていた
(要さん1人でやってるのかな…
大変そうだな…‥)
「ねぇ、君1人?」
ぼーと1人で飲んでいると男の人に声を掛けられた
「え!? あのっ…‥」
「1人じゃねーよ!!」
対応に困っていると、いきなり男の人が隣にドカっと座って来た
「何だ、連れいたんだ(汗)ごめんねぇ」
声を掛けてきた人は、すごすごと帰って行った
(ってゆーか、この人誰!?
ニット帽を深く被って、サングラスしてるので、顔がよく分からない…‥
「~~~!!
何、声掛けられてんの!!」
「えっ!?‥…あの…‥?」
いきなり怒られた…‥
(何!? この人!?)
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