命乞いとtrial

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翌日。 朝の電車に乗ると、目の前に砂絵木が座っていた。 「玄部、来なよ」 横にいた海洞に引っ張られて、砂絵木の前に連れてかれた。 「……」 ドキドキッ 「……」 やべぇ、……目合わせられねぇ。 何か、変に意識してるし、オレ。 電車から降りて学校まで、砂絵木と2人で歩いた。 「玄部、……返事は?」 そう言うと、砂絵木はオレの服の裾を掴んで、引っ張ってきた。 ……かわいい奴。 「……」 「返事は?」 「……オレも好きだよ」 「……ホント?」 「あぁ、」 「じゃあ、付き合ってくれる?」 「あぁ、」 「……ありがとう」
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