0人が本棚に入れています
本棚に追加
「お、お前何者だよ」
「お前の犯罪歴は?」
「強盗だよ!」
……強盗!
すぐさま、ナイフのような左腕で男の首筋を切り裂いた。
男は頸動脈から血を吹き出して倒れた。
また、液体のように変化して、隣の鉄格子の中に移った。
「た、助けてくれ」
中には気の弱そうな痩せた男がいた。
「お前の犯罪歴は?」
「助けてくれ!頼む!!」
「お前の犯罪歴は?」
「……殺人だ」
すぐさま槍のような腕で、男の喉を突き刺すと、血を吹き出して倒れた。
「誰か、いるのか!」
ヤバイ!……この姿で捕まる訳にはいかない!
「ウワァァァ――」
えっ?
液体のように変化させて、外にでると、看守が頸動脈を切り裂かれて、死んでいた。
辺り一面には看守の血が飛び散っていた。
鉄格子の中には怯えた受刑者がいた。
「助けてくれ!……死にたくない!」
最初のコメントを投稿しよう!