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花穂は、びくっと後ろに後退り
「やだ!触らないで!!」
叫ばれ、こちらも動きが止まる
(この状況、一体どうしたらいーんだ…‥
今まで、こんな厄介な場面なんて、テレビドラマしか見たことないぞ…‥
高2で、こんな体験してる奴なんて、そうそう居ないだろ…
ホント勘弁してほしい)
「‥‥…なぁ、花穂、こんな事しても、無意味な事分かってんだろ?
お前は、すっげーいい女だよ
俺なんかより、もっと花穂に似合う男は、沢山いるよ…」
「やめて!
そんな事聞きたくなんかない…
私は…‥
私は、司がいーの!」
(ダメだ…‥
この状況、どーすれば、変わるんだ…‥)
そう思ってると、また携帯が鳴った
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