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「っ…‥
…千沙…‥」
司は、私と目が合うと気まずそうに、名前を呼んだ
見ると、何故だか司は花穂を支えるみたいに寄り添っていた
「…‥司、もぅいいから…‥」
そぅ言って、花穂は司から離れると、置いてあったバックを取り病室を出ようとした
「花穂!!」
そぅ言って肩を掴み、行こうとする花穂を、司は引き止めようとする
花穂は司の手を振り払い、出て行ってしまった
「花穂!待てって!!」
そのまま花穂を追い掛けようとするが、一瞬立ち止まって、振り返って私を見ると
「…千沙…‥
…‥ごめん…‥」
そぅ言って、花穂を追い掛けて出て行ってしまった
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