プロローグ~伝説のポケモンとの運命の出会い~

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ハルカ『なあに?』 ナツミ『実はね、私…ホウエン地方の旅に出ようかと思っているの。』 ハルカ『え…! ホウエン地方の旅に…!? どうして…』 ナツミ『ポケモントレーナーになりたいから。』 ハルカ『ポケモントレーナーに…?』 ナツミ『うん。 実は近所のオダマキ博士から、手っ取り早くポケモントレーナーになるには旅に出るのが一番だっていう話しを聞いたの。』 ハルカ『そうなんだ…』 ナツミ『旅に出る事は前々から考えていた事なんだけど…今日、カイオーガに会ってその決意が固まったの。 旅に出たらいつでも海に行けるし、 カイオーガとも周囲に気を遣う事なく2人っきりで会えると思うから… だから…』 ハルカ『そっか… それで、いつ…? いつ旅に出るの?』 ナツミ『来週あたりにしようかと思ってる。』 ハルカ『来週…!? そんなの早すぎるよ! その事、お父さんとお母さんには話したの!?』 ナツミ『これから話そうと思ってる。』 ハルカ『そう… でも、もしお姉ちゃんが旅に出る事になったら寂しくなっちゃう… それに、ちょっと困るし…』 ナツミ『困るって?』 ハルカ『だって私、レックウザと約束しちゃったんだもん、絶対ポケモントレーナーになるって…! だから、お姉ちゃんが旅に出て、私も旅に出るって言ったら、お父さんとお母さんきっと困っちゃうだろうなって思って…』 ナツミ『そうなんだ… うん、それはお父さんとお母さん困るだろうね。 特にお母さんが一番困るかもしれないわ… お父さんはジムで働いてるからいいかもしれないけど、私達がどっちも旅に出たりしたら、お母さん家にひとりぼっちになっちゃうもん… お父さんがジム泊まりの時は特にね…』 ハルカ『そうだよね…』 ナツミ『だからさ、ハルカ、あなたはしばらくここにいた方がいいよ。 それに、どっちにしても、ポケモントレーナーの旅に出るのは10歳以上じゃないといけないし。』 ハルカ『え?そうなの?』
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