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「夏樹、あのね…」
「あ?」
「キス……してもいいよ」
真っ直ぐに彼を見つめて言った瞬間。
「おーい!蒼井ー!ガリガリ君、食う?!」
リビングから聞こえて来たお兄ちゃんの声に、彼は瞳をキョロキョロさせて慌てふためいた。
「おっ…おう!食う!」
焦って答える彼の姿にまた笑った。
いつもドキドキさせられっぱなしだったけど、今日はちょっとだけ仕返し出来た自分に満足しながら───。
------ END ------
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