第7話 俺たちの間に秘密はない

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「いや、どう見ても悠君はネコでしょ?…ごめん、僕なんだか混乱してきた。」 真人さんはキッチンに消えた。 「俺も用事思い出した。」 兄貴まで。 逃げないでくれ!! 「つまりさ。お前は最初から仕組んでいたわけ?…じゃあ、入院してたってのも、嘘?」 「嘘じゃないよ。…喧嘩で無茶したら肋骨折れちゃって。」 あはは、と笑う悠。 笑い事じゃねーよ。 「でもさ、俺が由樹那を好きだって事は嘘じゃないよ。ずっと君を手に入れたくて。夢が叶って嬉しいよ。」 甘い声。優しいキス。 俺はどこまでこいつに騙されているのか定かではないが…結局、許してしまうんだ。
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