109人が本棚に入れています
本棚に追加
[おまけ]
「はあ!?ええっ!?」
真人さんは、開いた口が塞がらないようだ。
「…昔、由樹那は女の子と間違えられるくらい可愛かったからなあ…。悠君が一目惚れしたのも無理がないよ。」
兄貴は一人、納得している。
「そうなんですよ。由樹那は僕の…いや、俺の初恋の人なんです。俺、欲しいものは絶対奪う主義で。」
悠はニヤニヤ笑いながら、俺の肩に回した腕を、自分に引き寄せた。
「おいっ、兄貴たちの前ではやめろ!」
「いいじゃん。俺、見られると燃えるんだよね。由樹那の照れた顔が可愛くて。」
こいつ、猫を被ってやがった!…本性は凄まじくエロくて、俺様で独占欲が強くて…俺は完全に騙されていた、というわけだ。
最初のコメントを投稿しよう!