第1章

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―――(何てことだ!!) 『隊長…追いかけますか?』 『いや、一旦引くぞ』 『了解、皆の物。撤退!』 サブリーダーの号令の元に、5人の男達は森を後にした。 この森はアトランティス大陸から海を隔て西に10キロ程の海に浮かぶ、生命誕生の地と言われるエニス島の原生林、その中心部であった。 20年程前から2年程の間隔で、夥しい(おびただしい)数の魔物がエニス島からアトランティス大陸に侵入し、人間を襲うという災いが起こっていた。 その度に勇敢なるアトランティスの戦士達により魔物を殲滅したが、年々魔物のレベルが上がってきているのでアトランティスの国の閣僚達は頭を悩ませていたのであった。
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