第2章 白百合の君

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「んっ……!」 「嘘が下手なんて不器用なだけでなんの美徳にもならない。分かるか?」 次の瞬間 痛いほどにその髪を掴み上げ 「分かったら返事しろ、ポメラニアン」 「……はい」 「はいじゃない、ワンだよワン」 早乙女は喉を鳴らして 悪戯っ子のように笑った。
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