第2章 白百合の君

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下級生たちの間には あからさま困惑の空気が流れた。 明日は我が身だ。 誰もが肩をすくめて視線を泳がせる。 止めなければ――こんなの間違ってる。 こんな理不尽な仕打ち。 こんな悪ふざけ。 頭では十分分かってる。 余興と呼ぶにはこれはあきらかに度を越していた。
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