第2章 白百合の君

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そうこうしている間にも――。 「ああ、嘘だろ!」 手紙に目を通し終えた早乙女が 芝居がかった調子で天を仰いだ。 そして言ったんだ。 「君の好きな人――この中にいるね」 あたりがざわつく。 きっと図星なんだ。
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