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ーこのままではいけない
家族が崩壊してしまう
「お父様、復旧は難しいの?」
「美鈴、迷惑かけてすまないね。もう少し待っててくれ」
父の言葉に私は今までのストレスを
父に当たり散らした
「いい加減に夢を見るのはやめて!!」
「美鈴…?」
「もう少し、もう少しって口だけで全然変わってないじゃない!!復旧復旧ってもう昔の栄光に夢を見るのはやめてよ!現実を見てよ!」
「美鈴!もうそのくらいにしとけ!」
長男の達雄に止められなければ
もっと言っていただろう
父はショックだったようで
項垂れたように頭を下げた
「申し訳ない」
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