第3章 神様は見てる

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――まただ。 「僕、分かっちゃった」 あの日と同じ からかうように顔を覗きこむ 闇の色した瞳。 「マリカ先生ってMでしょう?」 「え……?」 ――まずいことになった。 「来いよ」 言うが早いか 「きゃっ……!」 早乙女は彼女の両手を鷲掴み 薄暗い音楽室に引きずり込んだ。
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