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じたばた、必死にもがくけれど、
小憎らしいことに、びくともしやしない。
「では、希望を聞こうか。時間が惜しいからソファーの上? それとも、広々ベットの上? どちらがいい?」
――なんだ、その二択は?
この、セクハラ親父っ!
気力を奮い立たせて、睨み上げ、声を発する。
「……今すぐ、ここに、降ろして下さい」
「ほう、床か……。そういうのが、好みかね?」
好みなわけあるかっ!
「降ろしてくれないなら、大声出しますよ?」
「遠慮しないで、出してみるといい」
「ひゃっ!?」
言いざま、ソファーの上に、放り投げるように降ろされ、そのまま押し倒される。
抵抗する隙も与えられず、身体全体で、がっしりと抑え込まれてしまった。
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