24 計略-3

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じたばた、必死にもがくけれど、 小憎らしいことに、びくともしやしない。 「では、希望を聞こうか。時間が惜しいからソファーの上? それとも、広々ベットの上? どちらがいい?」 ――なんだ、その二択は? この、セクハラ親父っ! 気力を奮い立たせて、睨み上げ、声を発する。 「……今すぐ、ここに、降ろして下さい」 「ほう、床か……。そういうのが、好みかね?」 好みなわけあるかっ! 「降ろしてくれないなら、大声出しますよ?」 「遠慮しないで、出してみるといい」 「ひゃっ!?」 言いざま、ソファーの上に、放り投げるように降ろされ、そのまま押し倒される。 抵抗する隙も与えられず、身体全体で、がっしりと抑え込まれてしまった。
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