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俺らはそのまま学校を出て、親父たちの研究所へと向かう
コスモス戦争の終結、その後の資源問題の解決の立役者の親父には各国から莫大な援助を受けている
そのうちの一つが研究の設立だ
今考えうる最高の設備を整えた研究所だ
親父が認めた優秀な科学者のみで結成された研究グループ以外立ち入り禁止の研究所
それは家から徒歩五分のところに悠然と立ちそびえている
「いつも思うけど、近すぎじゃね?」
「まあ…親父が、遠すぎると家に帰れないから嫌だとかだだこねたらしいからな」
「本当すげえよな…」
「まあ、入ってるとこ見られるのもやべえしとっとと入ろうぜ」
「うおおおおおおおおおおおお来てくれたのかぁぁぁぁぁあ愛しき息子よぉぉぉぉぉぉお」
俺の胸に飛び込んでこようとしてる親父をサラッとかわす
「だがしかし!!」
それだけじゃ終わらないのが親父だ
驚異的な身体能力で方向を急転換し抱きついてくる
そこで、俺は冷静にみぞおちに肘を思いっきりぶち込む
「おぅふ…見事だ息子よ…」
そう言って崩れ落ちる
「和馬さーーんいませんかー?」
俺が名を呼ぶと、ひょっこりと顔を出す人が
「おお!昭人くん!
てことは、和久もいるかな?」
「ああ、父さん久しぶり
そろそろ帰ってこねえと母さんブチ切れてるよ」
「な、な、な…今日は帰ろう…」
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