第1章

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戦争は共和国軍の勝利で幕を閉じた しかし、ここで共和国軍が資源を略奪すれば連合国軍側の行く末はもはや滅亡しかない そこで、戦争終結の立役者となった高城学者がまたもや動く さすがに多大な犠牲を賭して勝利を得た共和国軍が何も得られないのは理不尽だ、ということで本来得られるはずだった資源の20%で勘弁してもらい、その不足分を高城が開発途中の新エネルギーで賄うということで共和国軍側は納得 連合国軍側は、共和国軍に対する不可侵条約を締結させ、敗者側にも関わらず共和国軍側と同じ新エネルギーを与えることとなった これには共和国軍側も不満を隠せないが、高城の「俺らが連合国軍側に入ったら共和国軍負けてたし、まあ別に共和国側損してねえんだしよくね?」という言葉が決め手となり収束 ちなみに、新エネルギーとは"HERO"に使用した石、通称"魔石"によるエネルギーだ 高城はそのエネルギーを永久的に供給可能な、理論上不可能と言われていた永久機関を開発しているのだ 「なんかコツつかんだからいけるわ」と本人は言うが、それが本当に実現したら世界がひっくり返ると言っても過言ではないだろう そして、実際に成功させる 試作段階ではあるが、その新エネルギー、今の所は"魔力"と呼ばれている、は理論上永久的に供給することが可能となった
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