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辛い時や困った時、
手を差し伸べてくれる人がいるって、
なんて心強いんだろう…。
「 うん、ありがとう‥ 」
じわじわ胸の奥があったかくなる。
やっぱり俺はリュウの事が大好きで、
遊んだり、
ふざけたり、
勉強したり、
一緒にいたいって思う。
誰に何を言われても、
何と思われようとも、
それはもう、どうしようもないって思うから。
俺はリュウの親友として、
堂々としていようって思った。
「 ‥よし。じゃ俺、先にシチュー運ぶわ。」
そう言うと、器に恐ろしい程湯気だったシチューをよそい始めた。
大丈夫かな…と思いつつもそっちはリュウに任せて、俺は珈琲の準備をする。
香ばしい匂いにホッとしながら、カップに珈琲を注いでいく。
その間に、リュウは先にシチューを持ってリビングへ向かった。
少し遅くなってしまったな‥と、俺も急ぎ足でリビングへ。
「ごめん!お待たせっ!」
行くと3人は熱々のシチューにがっついていた。
「熱ッッ!舌やけどしたぁ~!」
「あー、やっと空腹が満たされた。」
「…美味い。」
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