97人が本棚に入れています
本棚に追加
/397ページ
「そうなんだ‥ って、もう23時過ぎてるよっ!?」
「…うん、だね。」
えと、なんでケイ君はそんなに落ち着いてるんだろうか…
「まぁ、走れば十分0時には間に合うよな。」
「…うん。」
「そ、そっか‥」
みんなバスケ部で鍛えてるもんな‥と少し安心していると、
「寮長には連絡入れたー。」
通話を終えたモモちゃんがそう言ったので、それぞれ帰る準備を始めた。
「「「お邪魔しましたー。」」」
「こちらこそ、来てくれてありがとう!」
「明日はちゃんと来いよ。」
「うんっ」
「ハルちゃん、また遊びに来てもいー?」
「…俺も、また来たい。」
「もちろん!また、いつでも遊びに来てねっ」
玄関まで見送り、3人は帰って行った。
時々振り返っては手を振るモモちゃんとケイ君と、早く家に入れって怒るリュウに自然と笑みがこぼれる。
俺は、3人の姿が見えなくなるまで見送った。
今朝はあんなに行きたくないって思ってたのに、
今は‥明日学校に行くのが待ち遠しくて仕方がない。
最初のコメントを投稿しよう!