久我 龍二様

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( みんなの、おかげだな… ) その日は穏やかな気持ちで、 ぐっすりと眠りにつけたのだったーー。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーー ーーーーーー ハルの家からの帰り道。 姿が見えなくなると、3人の間に重い空気が漂う。 「「「……。」」」 冷たい夜風が吹き抜ける。 「…ハル、目赤かったな。」 「うん‥。ハルちゃん、なんかあったのかな…?」 「……。」 「…リュウ、何か聞いた?」 「 ‥なんも。」 「「 え 」」 てっきり何か知ってると思っていた2人は、その意外な言葉にリュウを見た。 「ったくアイツ、ああ見えて頑固なんだよな‥。」 笑いながらそう話すリュウだが、その表情はどこか寂しそうだった。 「…そっか。」 「ハルちゃんが苦しんでるなら、助けになりたいのになぁー。」 「アイツにも男の意地みたいなもんがあるみたい。」 「…すごいギャップだね。」 「あはは!本当、ますますハルちゃんに惹き付けられるよねー。」
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