97人が本棚に入れています
本棚に追加
/397ページ
教科書を机に入れていると、ケイ君と陽介君がやってきた。
(あ、来た…!!)
「おっおはよう!朝練、お疲れ様!!」
「…はよ。…ハル、夏服だ。」
「おはよ!ほんとだ!なんか、新鮮だねっ!」
((ってか、色白いし。腕、細……))
と、目が釘付けになる2人。
「陽介君これ… ありがとうございましたっ!」
と言って、借りてた物を手渡す。
「ぁ、うん!なんか、わざわざゴメンな。」
申し訳なさそうに受け取る陽介君。
昨日、そのまま返してくれたらいいって言ってくれたんだけど、俺は洗濯して返すって譲らなかったんだ。
(だって、そう言うのはちゃんとしないとねっ!うんうん!)
「と、あれ?何か入ってる…。」
さっそく見つかってしまった、小さな包み。
「あの、お礼に作ったんだ。…良かったら食べて」
へへへと笑いながらそう言うと、陽介君は驚いた顔で包みと俺を見る。
なんか、ただ返すのは申し訳ないなと思ってクッキーを焼いて、添えてみました。
(陽介君、甘いの平気だったかな…?)
最初のコメントを投稿しよう!