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「えぐっ…うえっ…」
「ちっ…この屑が!!」
あの後、秀也の頭を思いっきり殴って引き剥がした
「あははは!! うーけーるー!!」
「いったそ…」
和希なに笑ってんだよ、お前の頭も殴るぞ
「はいはい、優ちゃん睨まないの」
「うっせぇボケ」
誰のせいでこんなにキレてると思ってんだ
元はと言えばお前が秀也が泣いてることに気付いたせいだぞ
「そして、お前はいつまで俺の服の裾を掴んでやがる。いい加減離せ」
「だって…話を聞いて欲しくて…えぐっ…」
「泣きべそかいてんなウザいから
…さっさと話せ」
「…!!」
うわっ…急に目を輝かせ始めたな
散歩に行くって分かった途端に生き生きする犬かって
「うっほん!!」
秀也は、一度咳き込むと、椅子に座って話し出した
「…これは、この町に昔からある伝説なんだけどさ…
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