0人が本棚に入れています
本棚に追加
三人の顔が、とてつもなく残念そうなものに変わった
「えー、優も行こうよ」
「ノリは大事だぞ」
「やっぱ人数は多い方が良いしね」
何て迷惑な言い分だろうか
そうやって、他人を巻き込もうとする
「はい、じゃあ、夜の…一時半に学校に集合ね!! そっから皆で裏の小道を通って夜鬼神社に向かうから
持ち物は…懐中電灯と動きやすい服装?」
「あはっ、何で疑問形なんだ?」
「あ、あとリュックとか」
「りょーかーい」
三人で勝手に話を進めていく
勝手にやってろ、俺はいかねぇ
「優」
「あんだよ、秀也」
「…行くよな?」
「……あぁ」
「やったぁ!!」
跳び跳ねて喜ぶ秀也は死ぬほど滑稽だった
…行くか
最初のコメントを投稿しよう!