第1章

3/13
前へ
/13ページ
次へ
ーーーー瞬間。 辺りは一気に闇と化し、足元が崩れ落ちる。 「ああ、こうゆうのを、ラノベとかだと、暗闇に沈んでいくようだった、とかって表現されんだろな。」 目を閉じる。 「ああ、マジだ。マジで落ちてってるみたいだ・・・。ん?」 気分はドン底。 それが具象化されたかのように、どんどん落ちていく。 そう・・・実際に。 「あれ?マジで落ちてね?俺。 え、どこに向かって落ちてんだ。俺が居たのは3階。ってことは2階の床にぶち当たるはずなのに、なんで当たらねぇ?え・・・。」 めまぐるしく脳を回転させる。 が。思考がかたまる前に、さらなる違和感に襲われる。 目を閉じていても分かるくらい・・・ 光に包まれた。 ーーーーーーーーーーーーーー 「・・・。は?」 それはそうだろう。 外は夕暮れのはずだったのに、 今感じている光は、真夏の日差しの如く強い。 おそるおそる、目を開けーーー見開く。 そこにはーーーー。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加