第1章

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彼女の言葉を聞いた途端、 目の前が真っ白になり、 気づいたら、また異空間に居た。 辺りは薄黄色で、きらきらと白い星が輝いている。 そして、またしても目の前に…。 今度は… 「ども~♪初めましてだね♪ 僕の名前は、オネイロス。この世界の中心に住んでる神様だよ♪ よろしく!」 きゃは♪とでも言いたげな笑顔で締めくくられたセリフ。 そう…今度は、 目の前に…神が居た。 長身で白髪。そしてなぜかスーツに身を包んだ神。 性別は男だろうが中性的な感じだ。 そんなことより… 「なんなんだ…。いったい。」 そう、落胆するしかなかった。 「まぁ、そう思うのも無理ないよね。 いきなり学校から異世界へやってきて、いきなり告白されたと思ったら僕が出てきた。 うんうん♪」 なぜか最後が楽しそう。 「何か疑問に思うことはあるかい?」 …ん?…疑問? そういえば、 頭が乱回転しっぱなしで、 ただ驚いてばかりだったが…。 落ち着け…。 と自分に言い聞かせ、状況を整理する為に集中する。 まず、 なぜこの世界(アガルタ)に来てしまったのか。 「それは君が、絶望の極地に達したからだよ。」 …。 納得している自分。 次の疑問…、 「なぜ彼女が、異国者じゃないと分かった途端に告白してきたか…。 不思議に思わない?」 まるで、 思考を先読みされたかのように 神が言う。 言われてみれば、確かに変だ。見ず知らずのヤツにいきなりコクるなんて。 「なぜ彼女がそう言ったのか…。 君が望んだからだよ…。 …元の世界で。」
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