ep3『犬猿の仲という言葉がぴったりなふたり』

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「おい、どうしたんだ。」 いつまでもカップを握り、口をつけない会長に焦れたのか、冬至の不審な声がとぶ。 一体どうしたというのか。 それに、会長は一瞥をくれると、酷くゆっくりそのカップを傾けた。 そして、 「......っ。」 あつい、という顔。 これぞ正しく顔に書いてある、というやつだ。
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