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「何階ですか?」
パネルの前の高原くんが理玖を振り返る。
「13階でお願いします」
13階と言えば、CEO及び役員の部屋が並ぶ階ではないかい。
この人一体何しにうちの会社に来たんだろう。
「篠原さん。昨日のお話、きちんと聞きたいんですけど。今日昼御飯一緒にたべませんか」
高原くんの発言は本人の預かり知らぬところで、空気がよめていない。
てか、ここ酸素濃度低くないか?
私が二酸化炭素吐きまくってるせいか?
「き、今日はえーと、その話はまたあとでしようか?」
曖昧に誤魔化して真っ直ぐ前を見る。
隣は見れない。なんか怖いし。
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