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とりあえず、眼鏡を靴箱の上に置いて、寝ることにした。
陽射しも暖かくなり始めた5月。
廊下にバスタオル一枚で放置しても凍死することはないだろう。
ひとりだけベッドで寝る罪悪感は多少あったが、ここは私の部屋。当然の権利だと、温かな布団で目を閉じる。
部屋に他人がいたら気になって寝れない!とか乙女の恥じらいをのぞかせつつも、思いの外疲れていたのか直ぐにぐっすり朝まで眠ってしまった。
ぐりゅゅゅゆ。
変な目覚ましの音で目を覚ます。
外は明るくなっていたが、携帯の時計は6時50分だった。
あと10分は寝れるのに何で目覚ましなってんだと首を傾げる。
2度寝を決め込もうとして、
ぐりゅゅゅゆ。
また、あの謎の音が聞こえた。
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