第5章 毛並みのいいゴールデンレトリバー

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なんだ今のは?と目をパシパシさせる。 気がつくと高原くんはうちの部署の女子三人に取り囲まれていた。 「高原くん!篠原さんとランチ行くの?私も行きたい!」 「えーじゃあ私も!」 「あ、私マルシェのランチクーポン持ってるよ」 「5人まではOKだよね。じゃあ、ちょうどいいじゃん。ラッキー」 ああ、はやぶさじゃなくて、ハゲタ……げふげふ…美しいピチピチギャルの皆様でした。 しっかしすげー俊敏。業務中はゆったりしたもんなのに。 高原くんを囲いこむフォーメーションにも隙がない。 これがナデシコの実力か。
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