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やっぱりどう頑張ってもカエルはカエルなんだと、再認識したブラックな思い出である。
まあ、その後、件のからあげは理玖の好物となり、恵梨香様によって黒歴史が上塗りされてしまったけど。
「姉ちゃんなんしよると?
誰か来とるん?」
ひょいっと和室から顔を出した健斗が葵くんに気づいて、歓声をあげた。
「あお兄!久しぶり!」
「おー健斗。でかくなったな」
葵くんも表情をほころばせて、健斗の頭を小突く。
「お前、次、大学だろ?バスケ続けるんか?」
「うん。俺F大にスポーツ推薦」
「マジか。じゃあ寮に入るんか?」
和気あいあいと2人が和室に入っていく。
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