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私の言葉に、おもっくそ彼は大笑い。
「ワッハッハ!(笑)トシコさん、可愛い顔して、結構面白い事を言うんだね」
「人生、楽しくなきゃ。つらい事、忘れられないんじゃ勿体ないですもん」
「確かに共感」
ほらね、また意気投合。
やっぱり、気の合う人って居るんだね。
意外な所から、ヒョッコリ現れてくれる。
今夜は妙に楽しくて、たくさん自分の話をしてしまった。
あれやこれやと質問されて、
「どうして聞くの?」
だなんて、思い上がった発言連発してやったら、
「トシコさんの事が気になって。最近じゃ、夜も眠れないくらいなんだよ?」
案の定、この狙い通りのセリフに、予測していた癖に、恥ずかしくて赤面。
「どうして?」
またまた、こっちから意地悪に聞いてみる。
まさに、小悪魔大作戦!
「えぇっ?まさか、この先を今ここで言わせる気?」
私は笑って、
「まだその先に何かあるの?」
覗き込んで聞いてみる。
「いやぁ、まいったなぁー…」
そして私は、
「えっ?何が?どうしたの?」
サッパリー???
みたいな顔してみるの。
もちろん、わざと。
性格が悪いんじゃなくて。
これは、女の引き出しテクニックよ!
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