第1章プラス

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ここは西の国の一番大きな都市、ティアラ帝国 そこから少し離れた場所にある森の中 僕は今、学園の授業で受けた依頼をこなしている     『このくらいでいいかな?』 採取した薬草を腰に下げ、帰ろうとした時、離れた場所から何かの雄叫びが聞こえた ギャオオオォォォォォォォ!!     『っ!…近いな』     気になったから少々ビビりながらも雄叫びが聞こえた場所に、木陰に隠れながら向かって行くと、突然鎧を着た騎士がぶっ飛んできた! 慌てて木陰から飛び出る     騎士は僕が隠れていた樹に叩きつけられのびてしまった 一体なにが… 『ぇぇー…まじかぁ…』 そこに居たのは尻尾を振り抜いた体制の子供ドラゴン その周りには壁に叩きつけられた騎士そ、の辺りに倒れている騎士達 ちょっと離れた場所にはかなり豪華な馬車が   子供と言えど、ドラゴンだ 人間の大人の三倍近い体格はある 子供ドラゴンは倒れていた騎士をひょいっと口で拾いあげ、パクりっ モグモグしてる…と、思ったらすぐにペッと吐き出した   ドチャッとする音と共に、鎧がひしゃげた騎士だった肉塊が地面に叩きつけられた   どうやら鎧がお気に召さなかったようだ、鉄臭い血の臭いが充満する中、豪華な馬車があった方から声が聞こえた     「あらあら?ドラゴンさんですか? 始めてみましたわ」
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