第1章マイナス

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その場にいたら雌ゴリラが獲物を逃がさまいと、意を決してなにかを言われそうなので、足早に校舎裏から立ち去ろうと歩きだしたんだが逃げ道を塞いでいた女子が付いてきた     歩いて校舎裏を出た時点でその女子はニヤニヤしながら 「付き合ってあげなよ」 と、意味不明なことを言ってきた       俺には雌ゴリラの調教も飼育も無理だ 『人間に生まれ変わって出直してこい、としか答えれないよ』 呆れながら答えるとその女子はケラケラと笑いながら 「ヒドっ!ウケるし」 そういいながら雌ゴリラの元に戻っていった。       帰ろうと校門から出てきたところ先に帰ったはずの友達がいた 待っていたのだろうか?   「よぅ!告られたんだろ?」   ニヤつきながら言い寄ってきた   『いや、行ったけど何も言われなかったよ』   事実何も言われなかったし 友達と帰りながら俺がそう言うと 疑いの眼差しを向けてきた   「女子達に校舎裏に呼び出されるとか どう考えても告白イベントじゃん   別に隠さなくてもいいだろ?」 隠すも本当になにも言われてないんだが… ん?ここから先の記憶がない あら?
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