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辻褄が合わない。
どうして主人公に差し出したはずのものを、この相手の男は知らないのか。
彼女は思い人から大切な宝物を貰った。
もしかしたら、そう思っているのは彼女だけであり、相手の男にとってはさほど気に留めるようなものではなかったのか。
それとも、この主人公の女性が、相手の男の元から勝手に何かを奪ったのか……。
想像を掻き立てられる。
既に俺は、この“鍵のない宝石箱”という小説の虜になっていた。
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