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メディアで大きく取り上げられ、将来有望と謳われたはずの若き作家の死。
それから、長い間瓦礫の中で生き続け、母の命を背負って救出された彼女の娘の事も……。
道央震災から半年が過ぎた今でも、時雨怜叶の死を嘆いている人はきっと多いはず。
そんな時、作者の実妹である咲良が、このタイミングで遺作となったこの作品をこの世に送り込んだ。
一体それは誰のためなのか。
作家の死を嘆くファンのため?
それとも、遺族としての供養……?
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