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一言そう入っていた
拓磨との関係は、あの一件以来からも、微妙に続いていて、拓磨が女と別れると、たまに連絡が入って会っていた
(どうしたんだろ…
また女と別れたのかな?
でも丁度いいや…)
メールで、拓磨に食事に行くと返事をした
業務も終わり退社後、拓磨との待ち合わせに会社の前の道沿いで拓磨の車を探していた
すると、後ろから声を掛けられた
「よ!お疲れ!」
ぽん、と肩を叩かれ、後ろを振り向くと、裕也が立っていた
「あっ…
お疲れ、今帰り?」
「おう!お前もだろ」
「あのっ、お疲れさま…」
裕也に続いて、裕也の後ろから、遥が出てきた
一瞬、動揺しそうになったが、ここは平常心で応えた
「お疲れさま
近藤さんも上がり?
それじゃあ、私はこれで…」
2人に会釈して行こうとすると、裕也に止められた
「何だよ、帰るのか?
俺たち、今から飲みに行くんだけど、お前も来ないか?」
(ハァ!??何でわたしが!?
何考えてんの!?
まさか!!
遥と付き合う様になった報告!?
それとも、援護でもしてほしいワケ!?
意味分かんない!!)
色んな感情をなんとか押し込め、冷静に言った
「ごめんなさい、今晩は、先約があるから…‥
またの機会に…」
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