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店のドアを開けると
カラン♪ カラン♪
と心地好いベルがなり
店に入った
オレンジの照明にカウンターと、小さなテーブル席3つあるこじんまりとしたした店に数人客が入っていた
テーブル席が埋まっているので、カウンターへ向かうと、丁度見覚えのある後ろ姿を見つけてしまって足が止まる…
「ぁ…」
(裕也だ…‥
隣に座ってるのは、近藤さん…
ってゆーか、何でこんな所で飲んでんの~!!
2人が一緒の時は、会いたくなかったのに…)
「里奈?
立ち止まったりして、どうしたんだ!?」
拓磨の声に反応して、裕也が振り向いた
一瞬目が合ったが、私はそれを無視して、平常心を装いながら裕也達と反対側のカウンター席へと着いた
すると、裕也が声を掛けてきた
「おっ!?
川崎さん達も、此処へ飲みに来られたんですか?
奇遇ですねぇ
良かったら、一緒にどうです?」
(こいつ、いきなり何を言い出してんの!?
デートで来てんでしょうが!!)
裕也に次いで、遥も誘ってきた
「本当、お邪魔じゃなかったらご一緒しませんか?
こんな事でもないと、中々一緒に飲めないし…
瀬戸さん、同じ会社で働いていながら、部署が違うから、挨拶位しか面識ないですし、此れを期に親睦深めましょう」
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