280人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
それに、魔力についても教えてもらった。
魔力は貴族なら必ず持っているらしい。
例えば、魔力を持っている人をA、もっていない人をBとする。
A+A=A A+B=AB B+B=B
持っている人同士の子供なら魔力もちが、持っている人ともっていない人の子供も魔力もちが生まれる(ABは魔力もち)。
しかし、AB同士が子供を産むと持っていること持っていない子どちらが生まれるか分からない。
ちなみにこの時生まれた子は純粋なAかBになる。
貴族は皆が皆Aで、むしろ魔力を持っていなかったりすれば殺されることもあるらしい。
「マイクにはまだ分からないかしら。」
「ん、なんとなくわかりました。」
「まあ!
うちの子は天才ね。」
そんな会話の中、市場にやってきた。
色々な物が売っていて、その前に値札らしきものがある。
1や3など書いているが、どういうことだ?
そう思いながら母について行く。
まずはパン屋だ。
いつものパンを50個、銅貨50枚で買う。
パンの値札は1だ。
おそらく数字は銅貨の枚数だろう。
そして、パン1つ銅貨1枚なら銅貨1枚100円と言ったと所か。
これで父の給料も大体わかった。
パンを1食で6個(下は半分こしている)一日三食で18個。
一月30日だから30×18で銅貨540枚。
後はちょっとした雑貨や、野菜、光熱費も含めると600枚がいいところか。
6万って・・・ブラック企業ですか。
最初のコメントを投稿しよう!