280人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
~~~4年後~~~
ついに5歳になった!
それまでは兄姉について森へ行ったりしていた。
この森は危険な獣がいなく、ごくまれに貴族がやってきて森が立ち入り禁止になる。
なんでも危険な獣がいなくてそこそこ大きな鳥がいるから、貴族の子息の狩場にうってつけらしい。
ま、普段は特に関係ないので気にしない。
いまだに貴族が来たこともないし。
そして森だが、なんと川があった!
川って程大きくもないが、沢?
とにかく水場があった。
だが、みんな特に水浴びをするようなことがない。
女子組が手を洗ったりするぐらいだ。
俺は服を濡らして体をふく。
さっぱりした!
森では食べ物の採取やまきの採取。
まぁ楽しそうではあるが遊びではないらしい。
俺もまき集めを手伝ったりしていた。
そのほかに将来のための準備もしていたが・・・。
さてさて、5歳の誕生日というのはこのあたりの子供には特別な意味がある。
森の採取用にナイフを親からプレゼントされるのだ。
このナイフも各家庭の経済状況でランクが変わり、鉄、銅、青銅、木となっている。
家はぎりぎり鉄製だったが、下に二人増えたことで経済状況にも打撃を与えている。
おそらく銅あたりになっているだろうな。
最初のコメントを投稿しよう!