異世界はつらいよ

4/6
280人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
~~~4年後~~~ ついに5歳になった! それまでは兄姉について森へ行ったりしていた。 この森は危険な獣がいなく、ごくまれに貴族がやってきて森が立ち入り禁止になる。 なんでも危険な獣がいなくてそこそこ大きな鳥がいるから、貴族の子息の狩場にうってつけらしい。 ま、普段は特に関係ないので気にしない。 いまだに貴族が来たこともないし。 そして森だが、なんと川があった! 川って程大きくもないが、沢? とにかく水場があった。 だが、みんな特に水浴びをするようなことがない。 女子組が手を洗ったりするぐらいだ。 俺は服を濡らして体をふく。 さっぱりした! 森では食べ物の採取やまきの採取。 まぁ楽しそうではあるが遊びではないらしい。 俺もまき集めを手伝ったりしていた。 そのほかに将来のための準備もしていたが・・・。 さてさて、5歳の誕生日というのはこのあたりの子供には特別な意味がある。 森の採取用にナイフを親からプレゼントされるのだ。 このナイフも各家庭の経済状況でランクが変わり、鉄、銅、青銅、木となっている。 家はぎりぎり鉄製だったが、下に二人増えたことで経済状況にも打撃を与えている。 おそらく銅あたりになっているだろうな。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!